RADIUS
文書更新日:2026-07-11
SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS画面では、RADIUSに関する操作を行うことができます。
サポートする認証方式について
以下の認証方式をサポートしています。
- PAP
- CHAP
- MSCHAPv2
- EAP-TLS
- EAP-TTLS-PAP
- PEAP(MSCHAPv2)
- MAC Authentication Bypass(認証スイッチ向け)
ワンタイムパスワード認証を行う場合には、以下の認証方式のみサポートします。
- PAP
- EAP-TTLS-PAP
証明書失効(CRL)の反映タイミング
クラウドRADIUSが参照する証明書失効リスト(CRL)は毎時更新されるため、証明書の失効が認証へ反映されるまで最大で1時間かかります。
2種類のRADIUSサーバについて
それぞれのRADIUSサーバには以下のような違いがあります。
標準RADIUSサーバと拡張RADIUSサーバのどちらを使うか迷う場合は、標準RADIUSサーバと拡張RADIUSサーバの選び方を参照してください。
| 比較項目 | 標準RADIUSサーバ | 拡張RADIUSサーバ |
|---|---|---|
| インターネット接続環境とクラウドRADIUSの利用可否 | ||
| 静的グローバルIPv4アドレス | 利用可能 | 利用可能 |
| 動的グローバルIPv4アドレス | 利用可能(DDNSの利用) | 利用可能 |
| 静的グローバルIPv6アドレス | 利用可能 | 利用可能(IPv4 over IPv6の利用) |
| 動的グローバルIPv6アドレス | 利用可能(DDNSの利用) | 利用可能(IPv4 over IPv6の利用) |
| 共用グローバルIPv4アドレス | 利用不可 | 利用可能 |
| 機能 | ||
| RadSec | 利用不可 | 利用可能 |
| ポリシー | ||
| RADIUSクライアントの識別方法 | RADIUSクライアントのグローバルIPアドレス | 送信されるNAS-IP-Address属性またはNAS-Identifier属性の属性値 |
Info
- 拡張RADIUSサーバを利用することで、顧客のインターネット接続で割り当てられるIPアドレスを気にせずに、クラウドRADIUSをご利用いただけます。その際、RADIUSを利用するネットワーク機器が送信するNAS-IP-Address属性またはNAS-Identifier属性をSingleIDへ設定することが必要です。
- 標準RADIUSサーバと拡張RADIUSサーバは併用することができます。
基本情報
SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本情報画面では、RADIUSクライアントを設定するために必要な情報が記載されています。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ホスト名 | RADIUSサーバのホスト名です。 |
| 標準RADIUSサーバ | |
| IPアドレス | 標準RADIUSサーバは、IPv4/IPv6をサポートします。それぞれのプライマリ/セカンダリのIPアドレスです。 |
| RADIUSポート番号 | RADIUSサーバの認証ポート番号です。標準RADIUSサーバでは、サーバ1~サーバ10まであり、それぞれの通信ポート番号です。RADIUSアカウンティングはサポートしていません。 |
| 拡張RADIUSサーバ | |
| IPアドレス | 拡張RADIUSサーバは、IPv4のみサポートします。プライマリ/セカンダリのIPアドレスです。 |
| RADIUSポート番号 | RADIUSサーバの認証ポート番号です。拡張RADIUSサーバは、初期状態では利用することができません。利用する場合には、登録する必要があります。 |
| サーバ証明書のCA局 | RADIUSサーバに登録されたサーバ証明書を発行したCAです。 |
拡張RADIUSサーバの登録
初期状態では、拡張RADIUSサーバを利用することができません。利用する場合には、以下の手順で拡張RADIUSサーバを登録します。
- SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本設定画面へ移動します。
- 拡張RADIUSサーバのRADIUSポート番号の登録ボタンをクリックします。拡張RADIUSサーバの登録画面がポップアップします。
- 使用するプロトコルを選択します。
-
シークレットを設定します。
Warning
拡張RADIUSサーバでは、RADIUSクライアントのIPアドレスによる接続制限を行いません。接続はシークレットによって制限されます。
- 英大文字、英小文字、数字、記号を組み合わせた14文字以上の文字列を推奨します。
- 50文字以内で設定してください。
- 登録可能な拡張RADIUSサーバは1つです。追加で登録したい場合には、販売店までご相談ください。
簡易設定
SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>簡易設定画面では、標準RADIUSサーバおよび拡張RADIUSサーバのサイト設定を行うことができます。
標準RADIUSサーバを利用する場合には、RADIUS属性を意識することなく、RADIUSをサポートする無線LANやファイアウォールと簡単に連携できます。
拡張RADIUSサーバを利用する場合には、ネットワーク機器が送信するNAS-IP-AddressまたはNAS-Identifierの属性値を確認して設定する必要があります。
Info
RADIUSサイトの登録、編集、削除がシステムへ反映されるまで、最大で15分かかります。
RADIUSクライアントのサイト識別する属性の確認方法
拡張RADIUSサーバを利用してサイトを作成する際には、サイト識別する属性の属性値をSingleIDへ設定する必要があります。サイト識別する属性としては、RADIUS属性のNAS-IP-AddressまたはNAS-Identifierを選択可能です。
SingleIDと連携する機器から送信されるNAS-IP-AddressおよびNAS-Identifierがどのような属性値をもつかについて、連携機器のマニュアルをご確認ください。属性値が不明な場合には、以下の手順で確認することができます。
- SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>簡易設定画面へ移動します。
- カタログ表示ボタンをクリックします。
- 設定対象のネットワーク機器の登録ボタンをクリックします。設定画面がポップアップします。
-
基本情報タブで、以下を設定します。
設定項目 設定内容 有効/無効 有効を選択します。 サーバ 拡張を選択します。 サーバ番号 拡張RADIUSサーバの登録の手順で登録したサーバ番号を選択します。 サイト識別する属性 確認したい属性を選択します。 属性値 ダミー値を一時的に設定します。 -
認証タブで、許可したいユーザまたはグループを設定します。
- 登録ボタンをクリックします。
- RADIUSクライアント(SingleIDと連携する機器)に、拡張RADIUSサーバの認証ポート番号、シークレットを設定します。
- RADIUSクライアントで認証処理を行います。
- SingleID 管理者ポータル>ログ>RADIUS認証ログ画面へ移動します。
- 認証失敗したログのNAS-IPまたはNAS-IDの項目を確認します。NAS-IPが、NAS-IP-Address属性の属性値です。NAS-IDが、NAS-Identifier属性の属性値です。
Info
RADIUS認証ログの表示には、認証実行後から5分程度時間がかかる場合があります。
サイト判定に指定できる特別な値
サイト識別する属性と属性値に以下の組み合わせを設定すると、特別な条件でRADIUSサイトを判定できます。
| サイト識別する属性 | 属性値 | 判定内容 |
|---|---|---|
| NAS-IP-Address | 0.0.0.0 |
任意のIPv4 NAS-IP-Addressに一致します。IPv6アドレスには一致しません。 |
| NAS-Identifier | **MACADDR** |
NAS-Identifierの値が、区切り文字のない12桁のMACアドレス形式である場合に一致します。(一致例: 001122aabbcc) |
| NAS-Identifier | **BUFFALO** |
NAS-Identifierの値が、対応するBUFFALO製ネットワーク機器のMACアドレス形式である場合に、ベンダーコード部分をもとに一致します。(一致例: 4c858a112233) |
Warning
NAS-IP-Addressに 0.0.0.0 を設定し、複数のRADIUSサイトを登録している場合は、意図しないサイトが判定されないように設定内容を確認してください。
**MACADDR** は、機器ごとに異なるMACアドレスがNAS-Identifierとして送信される場合に、個別のMACアドレスを指定せずまとめて判定するために使用します。
**BUFFALO** は、対応するBUFFALO製ネットワーク機器をまとめて判定するために使用します。
**BUFFALO**で判定できるベンダーコード
サイト識別する属性にNAS-Identifierを選択し、属性値に **BUFFALO** を設定すると、以下のベンダーコードに該当するBUFFALO製ネットワーク機器を判定できます。
000740, 000d0b, 001601, 001d73, 0024a5, 002bf5, 004026
00e5f1, 106f3f, 18c2bf, 18ece7, 343dc4, 4c858a
4ce676, 50c4dd, 58278c, 6084bd, 68e1dc, 7403bd
7498f4, 84afec, 84e8cb, 8857ee, 88c22d, 9096f3
b0c745, c436c0, c43cea, cce1d5, d056f2, d42c46
dcfb02, ec5a31, f0f84a, f89497
利用する機器のベンダーコードが一覧に含まれていない場合、**BUFFALO** では判定できません。RADIUS認証ログで機器が送信するNAS-Identifierを確認し、実際のNAS-Identifierまたは判定に使用できる共通文字列を属性値へ手動で設定してください。
RADIUSのサイトの登録
- 簡易設定タブをクリックします。
- カタログ表示ボタンをクリックするとネットワーク機器連携カタログが表示されます。
- 設定したいネットワーク機器の設定ガイドのリンクをクリックします。クラウドRADIUSおよびネットワーク機器の詳細な設定ガイドが表示されます。設定ガイドを参考に設定を進めます。
- 設定したいネットワーク機器の登録ボタンをクリックします。簡易設定画面がポップアップします。
-
基本情報タブでは、以下の項目を設定します。
項目 説明 サイト名 設定は任意です。複数サイトを登録する場合には、どの機器のRADIUS設定かを識別するために名前を設定することをお勧めします。 有効/無効 サイトの有効/無効を設定します。無効の場合には、RADIUSクライアントとなる機器は、RADIUSサーバへ接続できなくなり、RADIUSによる認証はできません。 サーバ 標準または拡張を選択します。標準を選択した場合には、標準RADIUSサーバ、拡張を選択したときには、拡張RADIUSサーバにサイトが登録されます。 サーバ番号 サーバ番号を選択します。サーバの番号とRADIUSサーバのポート番号のマッピングは、管理者ポータル>認証>RADIUS>基本情報画面を参照してください。サーバで拡張RADIUSサーバを選択した場合には、事前に、拡張RADIUSサーバのポート番号の登録が必要となります。 シークレット RADIUSクライアントとRADIUSサーバで共通で使用する共有シークレットです。50文字以内で設定してください。 IP or ホスト名 RADIUSクライアントのIPまたはホスト名です。ホスト名の名前解決は5分ごとに実施しています。ホスト名のIPアドレスが変更された場合には、最大で5分間、RADIUSクライアントからクラウドRADIUSへアクセスできません。 サイト識別する属性 RADIUSクライアント(ネットワーク機器)を識別するRADIUS属性を選択します。 属性値 サイト識別する属性で選択した属性の属性値を設定します。 -
認証タブをクリックし、RADIUSクライアントとなる機器へのアクセスを許可するユーザ/グループを設定します。
RADIUSのサイトの編集
- 変更したいサイトの列にある編集ボタンをクリックします。
- 設定画面がポップアップします。
- 項目を変更して、更新ボタンをクリックして、変更を保存します。
RADIUSのサイトの削除
- 削除したいサイトの列にある削除ボタンをクリックします。
- 簡易設定削除画面がポップアップします。
- 削除ボタンをクリックして、サイトを削除します。
制限
- RADIUSサイトは最大10個まで登録できます。
- 1つのRADIUSサイトに登録できるルールは最大30個です。
- ネットワークスイッチ用RADIUSサイトでMACアドレス認証バイパスとして登録できるMACアドレスは最大20個です。
高度な設定
SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>高度な設定画面では、RADIUSサーバのサイト、クライアント、ルールを手動で設定します。RADIUSの属性と値を指定する必要があるため、RADIUSに関する高度な知識が必要です。
Warning
高度な設定を利用する場合は、事前にSingleID テクニカルサポートへご相談ください。