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無線LANアクセス-パスワード認証

目的

  • SingleIDのユーザで、Buffalo AirStation Proの無線LANアクセスポイントへアクセスします。
  • 接続する際の認証方式は、パスワード(PEAP、EAP-TTLS-PAP)です。
  • SingleIDの拡張RADIUSサーバを利用します。
  • ユーザ/グループによるアクセス制限をします。

設定方法

SingleIDのグループの作成

  1. SingleID 管理者ポータル>グループ画面へ移動します。
  2. グループ追加をクリックします。グループ追加画面がポップアップします。
  3. グループ名を入力し、登録ボタンをクリックします。

SingleIDのユーザの作成

  1. SingleID 管理者ポータル>ユーザ画面へ移動します。
  2. 登録ボタンをクリックします。ユーザ登録画面がポップアップします。
  3. ユーザ登録画面の基本情報を入力します。グループタブをクリックします。
  4. メンバーとなるグループを選択し、登録ボタンをクリックします。

SingleIDの拡張RADIUSサーバの登録

  1. SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本設定画面へ移動します。
  2. 拡張RADIUSサーバ>RADIUSポート番号登録ボタンをクリックします。拡張RADIUSサーバの登録画面がポップアップします。

    設定項目 設定内容
    使用するプロトコル UDP
    シークレット 任意の文字列を設定します。英大文字、英小文字、数字、記号を組み合わせて、最低でも14文字以上の複雑な文字列を設定することをお勧めします。
  3. 登録ボタンをクリックします。

Buffalo AirStation Proの設定

  1. Buffalo AirStation Pro GUIへアクセスします。
  2. 管理者のユーザ名、パスワードを入力し、ログインをクリックします。
  3. Buffalo AirStation Pro GUI>詳細設定>Wi-Fi設定>SSID設定画面へ移動します。
  4. 新規追加ボタンをクリックします。SSID設定 - SSIDの編集画面を表示します。
  5. 以下を設定します。

    設定項目 設定内容
    Wi-Fi 有効
    SSID 任意のSSIDを入力します。
    使用デバイス 環境に応じて選択します。2.4GHz、5GHz

    Screenshot

    設定項目 設定内容
    Wi-Fiの認証 WPA2/WPA3 Enterprise
    RADIUS 本画面で個別にRADIUSサーバの設定をする

    Screenshot

    設定項目 設定内容
    プライマリーRADIUSサーバー
    サーバー名 SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本情報画面の拡張RADIUSサーバ>IPアドレスプライマリです。
    認証ポート SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本情報画面の拡張RADIUSサーバ>RADIUSポート番号のポート番号です。
    Accounting 使用するのチェックを外す
    Shared Secret SingleIDの拡張RADIUSサーバの登録の手順2のシークレットに設定した文字列です。
    セカンダリーRADIUSサーバー
    サーバー名 SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>基本情報画面の拡張RADIUSサーバ>IPアドレスセカンダリです。
    認証ポート プライマリーRADIUSサーバーの認証ポートに設定したポート番号と同じです。
    Accounting 使用するのチェックを外す
    Shared Secret プライマリーRADIUSサーバーのShared Secretに設定した文字列と同じです。
    Calling-Station-Id "-"(ハイフン区切り、大文字)を選択
    Called-Station-Id "-"(ハイフン区切り、大文字):SSIDを選択

    Screenshot

  6. 修正保存ボタンをクリックします。

  7. 設定ボタンをクリックして、設定内容を機器へ適用します。

サイト識別する属性の確認方法

Buffalo AirStation Proが送信するNAS-IP-Address属性およびNAS-Identifier属性の属性値を確認します。

  1. 動作確認方法に従って、認証を試みます。
  2. 認証が失敗します。
  3. SingleID 管理者ポータル>ログ>RADIUS認証ログ画面へ移動します。
  4. 認証失敗したログのNAS-IPまたはNAS-IDの項目を確認します。NAS-IPが、NAS-IP-Address属性の属性値です。NAS-IDが、NAS-Identifier属性の属性値です。

SingleIDのRADIUSサイトの登録

  1. SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS>簡易設定画面へ移動します。
  2. カタログ表示ボタンをクリックします。
  3. カタログからBuffalo AirStation Pro登録ボタンをクリックします。Buffalo AirStation Pro画面がポップアップします。
  4. 基本情報タブに、以下を設定します。

    設定項目 設定内容
    有効/無効 有効
    サーバ 拡張
    サーバ番号 SingleIDの拡張RADIUSサーバの登録で登録したサーバ番号を選択します。
    サイト識別する属性 サイト識別する属性の確認方法で確認できた属性を選択します。
    属性値 サイト識別する属性の確認方法で確認できた属性の属性値を設定します。
  5. 無線アクセスの認証タブへ移動します。

  6. 許可したいユーザおよび許可したいグループをダブルクリックし、許可へ移動させます。

    Info

    接続可能なSSIDを制限したい場合には、SSID入力欄に、接続を許可したいSSIDを入力します。

  7. 登録ボタンをクリックします。

動作確認方法

無線LANアクセスの認証(パスワード認証)

Windows 10/11 の場合

  1. 無線LANアクセスポイントのSSIDを選択し、接続ボタンをクリックします。

    Screenshot

  2. 認証情報を入力し、OKボタンをクリックします。

    Screenshot

  3. 接続先が正しいかどうかの確認を要求されます。証明書の詳しい内容の表示でRADIUSサーバのサーバ証明書の情報が表示されますので、接続先の確認を行います。接続先が正しければ、接続ボタンをクリックします。

    項目 内容
    発行先 SingleID 管理者ポータル>認証>RADIUS画面の基本情報タブのホスト名です。
    発行元 R3

    Screenshot

  4. 接続成功したことを確認します。

    Screenshot